2025年08月25日 16:23

アムステルダム市内にある本格江戸前寿司店「TEWATASHI(読み:てわたし)」に、現地グルメ界の注目が集まっている。
同店は、Wakker Amsterdam B.V.が2024年10月に開業した江戸前寿司専門店。オープン直後から口コミで話題となり、現在では予約受付開始からわずか30分で満席となる状況が続いている。
このたび、オランダの有力新聞「Het Parool」にて、レストラン評価の人気連載を持ち、辛口評論でも知られるMara Grimm(マラ・グリム)さんが、「TEWATASHI」を「職人技が光る希少なおまかせ店」と高く評価。10ポイント中8ポイントという高得点を獲得した。
グリムさんが寿司の中で特に絶賛したのは、北海産のエビの握りや皮目を炙ったヒメジ、炭火で香りを添えたハマチで、「寿司をにぎる所作は儀式のようだった」と感想を添えている。和牛すき焼きについては、美しい霜降り肉を軽く煮込み、深い旨味とほのかな甘みが広がる「絶対おすすめ」の一皿と称賛。記事の締めくくりでは、「リラックスして日本の伝統を体験できる、おすすめしたいお店」と魅力を強調した。
紙面では見開き1ページを割いて大々的に紹介され(8月9日付)、現地グルメ界での注目度をさらに高めた。さらに、同日には東京すし名店「恵比寿えんどう」と西麻布の日本料理店「豪龍久保」とのスペシャルコラボレーションを開催。現地の食通から忘れがたい美食体験として語られた。