2025年08月15日 15:45

ATOMicaとKDDIは5月28日から、地域の学生が地場企業のリアルな課題に挑む実践型共創プログラム「COYAGE presented by KDDI×ATOMica」を開始した。
ATOMicaは、全国でソーシャルコワーキング(R)事業を展開するスタートアップ企業。これまで地域や大学・自治体と連携し、人と人をつなぐ共創の場づくりを手がけてきた。一方、KDDIはこれまで、自治体や教育機関などと連携し、地域の未来を担う人財育成に関する取り組みを幅広く推進している。
本プログラムの第一弾として、宮崎県の老舗漬物企業と学生の共創で活動を実施。宮崎県の大学生8名が、地元の老舗企業であるキムラ漬物から提示された「若者に漬物の魅力を伝える新しい商品」というテーマに基づき、商品企画に挑戦。オンラインと対面を組み合わせたワークショップ形式で、企業理解から商品企画、試作品の制作までを段階的に進め、活発な議論と試行錯誤を重ねながら、地域と学生の視点を融合したアイデア創出に取り組んでいる。
学生たちは「たくあんの魅力を同世代にももっと身近に感じてもらいたい」という思いのもと、たくあんの疲労回復・美肌効果に着目し、同世代の関心が集まる美容や健康に役立つたくあん商品を企画した。成果発表会は8月27日、ATOMica宮崎で行われる。またKDDI高輪本社では、学生が開発した商品に加え、キムラ漬物の既存商品や、宮崎県の地元のおすすめ商品なども販売予定。