2025年08月15日 15:32

羽曳野市(大阪府)、紀の川市(和歌山県)、浅口市(岡山県)の3市は、返礼品出品事業者に調査で使用することを伝えずに返礼品を注文。各市の返礼品について品質や梱包状況などについて、覆面調査を実施した。
この調査は、返礼品の品質、梱包方法、同梱物の有無や内容などを、各市のふるさと納税担当者や関係専門家が評価、意見を交換。調査結果を多くの返礼品事業者にフィードバックすることで各市全体の返礼品の改善につなげ、返礼品の魅力の一層の充実と寄附者満足度の向上を図ることを目的としている。
本調査は和歌山県紀の川市が令和5年度より実施を始め、3年目となる今回、岡山県浅口市、大阪府羽曳野市が参加。7月15日に紀の川市役所にて合同開催した。複数の市が集まり、他市の返礼品を評価する試みは全国初となる。
覆面調査に至った背景には、返礼品が実際に寄附者に届いた時の状態を、これまで市が確認出来ていなかったことがある。覆面調査を行う中で、青果品においては梱包材が一部不足しており、運搬中の揺れから破損してしまうリスクが指摘された一方、加工品では同梱物に使用方法や保存方法が丁寧に記載されていたものがあり高評価を得たものもあった。
今回の取り組みを行った事で新たに発見できたことは数多くあり、これらを返礼品出品事業者と共有を行い、糧とすることで各市のふるさと納税返礼品の魅力の発展へと繋げていく予定。詳しくはこちら。