2025年08月12日 19:46

西日本鉄道が運行する太宰府ライナーバス「旅人」(博多バスターミナルー太宰府)が、2025年度に国土交通省が公募する「完全キャッシュレスバス実証運行」の実施路線に採択された。これを受け、10月1日~2026年1月31日の期間、当路線において完全キャッシュレスバスの実証運行を行う。

西日本鉄道では、2024年12月か2025年2月末まで、博多駅~福岡空港国際線、Fukuoka BRT(連節バス)の2路線で国土交通省の公募による実証運行を行ってきた。(現在も実証運行を継続中)今回、観光客や外国人にも多く利用されている「旅人」が新たに対象路線に加わる。

本実証運行を通じて、両替をはじめとした現金取扱いに伴う停車時間の削減による定時性確保のほか、キャッシュレス決済比率の向上などを期待している。西日本鉄道では今後も、完全キャッシュレスバスの効果検証を進めるとともに、持続可能な公共交通の実現を目指していく。

太宰府ライナーバス「旅人」完全キャッシュレスバス実証運行の実証期間は、10月1日~2026年1月31日(予定)。※国土交通省の実証運行期間終了後、西鉄単独で実証運行を継続する。対象路線は、太宰府ライナーバス「旅人」。運行区間は、博多バスターミナルー太宰府。運行便数は、平日:56便、土日祝:73便。決済手段は、交通系ICカード、クレジットカードタッチ決済、各種乗車券(SUNQパスなど)。