2025年08月12日 09:39

菅原産業は、8月11日、地域の資源と人がつながる循環型コミュニティ拠点「Sea-Mt(シーメット)エコベース」を長崎県諫早市多良見町にオープンする。

1984年に創業した菅原産業は、諫早市を拠点に廃棄物処理や資源回収、リサイクル事業を展開してきた。企業か個人から排出される廃棄物の適正な処理を担い、地域インフラとしての役割を果たしてきた同社が、いま新たに注力するのが「地域との接点づくり」。「出されたゴミをただ処理するのではなく、再び活かせるモノを地域の手で次の価値へつなげたい」。そんな想いから誕生したのが、今回の新拠点「Sea-Mtエコベース」だ。山と海に囲まれた自然豊かな多良見町で、資源循環を暮らしの一部として体感できる場所をつくりたいというビジョンのもと、地域の声や企業ネットワークを生かしながら開設の準備が進められてきた。

「Sea-Mtエコベース」は、古紙などの資源物を買い取る回収スペース、廃材を活用した雑貨やエコグッズのアップサイクル工房、地域の交流を生むカフェスペースの3機能を融合した複合施設として、子どもから高齢者まで、誰もが気軽に立ち寄れるコミュニティの場として地域に根ざした資源循環とエコ啓発の拠点を目指す。将来的には、天ぷら油リサイクルや子ども向けのアップサイクルワークショップ、エコ教育イベント、廃材を使ったぶっ壊し体験なども実施予定。

グランドオープン日は8月11日。所在地は、長崎県諫早市多良見町市布1722-4。

公式サイト