2025年08月08日 12:22

甲子化学工業は、清水建設、キッチハイク、TBWA HAKUHODO、北海道猿払村とともに、大阪・関西万博の共創プロジェクトをきっかけに、官民連携で生まれたサステナブルな旅「HOTATOUR(ホタツアー)」を発売開始する。

猿払村では、長年ホタテ漁が地域の中心産業として根付いているが、その裏ではホタテ貝殻の処理が課題となってきた。この課題に着目した各社は、廃棄されるホタテ殻を地域資源として再生するプロジェクトを始動。これまで「HOTAMET」をはじめ、「HOTATETRAPOD」「HOTASCOOP」「HOTABENCH」などを開発・発売。これらはホタテ殻を主原料としながらも、優れた強度やデザイン性を備え、国内外でも注目を集めており、現在開催中の大阪・関西万博、「Co-Design Challenge」プログラムに選定された。

こうした一連の取り組みに対し、「なぜ廃棄された貝殻からヘルメットが生まれたの?」「もっと猿払村のホタテ貝殻について知りたい」といった声が多かったため、そうした関心に応えるべく、今回のツアーを開催する運びとなった。「HOTATOUR」では、普段は立ち入ることのできないホタテの堆積場の見学に加え、ホタテの貝殻から生まれたプロダクトを現地で体験するフィールドワークや地元漁師との触れ合いを通じて、社会課題の理解やそこから生まれたプロダクトを知ってもらうことで、地域の持続可能な未来に向けた貢献を実感することができるツアーとなる。

費用は6万6000円(税込)。開催期間は9月~10月(全3回・平日開催)。

Webサイト