2025年08月07日 09:59

古野電気は、国内外の漁船向け高性能グラフ魚探「型式:FCV-2100-MARK-2」の販売を開始した。
同社は、1948年に世界で初めて魚群探知機の実用化に成功して以来、舶用電子機器分野においてその独自の超音波技術と電子技術をもとに数々の世界初・日本初の商品を提供し続けてきた。
本商品は、100kHzの中周波スプリットビームと、浅層・深層を問わずにあらゆる探知深度で圧倒的な高分解能を実現する「TruEcho CHIRP」技術をあわせることで、従来機種に比べて魚体長計測の精度やグラフ表示(探知した魚群にどの程度の大きさの魚がどの割合で存在するかをヒストグラムで表示する機能)の安定性が向上した。また、画面上で魚体長計測範囲を3ケ所まで任意に設定してリアルタイムに表示できるため、指定範囲内の魚群毎の魚体長組成の比較分析や魚種判別などにも活用できる。
機器の設定・操作はすべて、トラックボール操作部と画面上に表示されるインスタントアクセスバーで行う。静止画・エコーデータの収録・再生や過去の魚探映像をスクロールバックして確認する機能など、操業時に必要な各種操作を直感的に容易かつスピーディーに行えるようになった。また、ネットワーク魚探「型式:DFF3-UHD」との接続による最大3周波の一画面同時表示やサテライトコンパスの接続によるヒービング(波などによる船体の上下動)補正機能など、外部機器と接続することで各種機能を拡張して活用も可能だ。