2025年08月06日 19:51

主要22サイトを横断比較できる「ふるさと納税ガイド」は7月31日に総務省から発表されたデータを元に、「23年度と比較して24年度に大きく受入金額を伸ばした自治体BEST10」を発表した。

第3位は東京都品川区。お取り寄せスイーツとして有名なMr.CHEESECAKEやビールなど、地元の人気店をしっかりと抑えつつ、しながわ水族館や東京湾クルーズなど地元観光資源もしっかりと活かし、第3位の人気となった。

第2位は東京都千代田区。2024年10月からふるさと納税サイトを利用した返礼品の提供を開始し、初年度から大きな実績を残した。ボディケアガンやマッサージャーなどのボディメンテナンス家電なども人気だが、「区内の対象宿泊施設で使えるクーポン券」「区内の対象店舗で使えるPayPay商品券」などの金券類が、千代田区内で働く人達の心を掴み、大きな寄付額の増加となった。

そして第1位は兵庫県宝塚市。こちらの自治体については特定の個人からの多額の寄付があり大きく寄付金額を伸ばしたという特殊事情で脅威の89倍となった。

これまでふるさと納税に対して消極的だった東京都の自治体が本格的に力を入れ始めた結果、急成長自治体に3つもランクインした。成功の鍵となったのは「首都圏の近隣住民からの寄付」。周辺人口や労働人口の多い都市部の強みを活かし、地域通貨や食事券など「現地に訪れて使う返礼品」が大きな需要を生んだ。