2025年08月05日 12:53

京都研究所は、日本各地の伝統素材の技術や風土をものづくりを通じて実践的に学ぶ新プログラム「Fieldwork Club(フィールドワーククラブ)」を今秋より本格始動する。

京都研究所は、日本の伝統的な素材、技術、風土に関する研究と教育活動を行う独立研究機関。「Fieldwork Club」は、遠隔地からでも日本の素材と職人が働く環境にアクセスし、ものづくりの過程に参加できる会員式オンライン探求プログラム。「Fieldwork Club」では、日本の衣食住となる素材の実用的価値を探求する。天然資源が種から苗になり、それが育ち、収穫され、古くから受け継ぐ技術を通じて、やがて伝統素材となる。その素材と技術を今、活用するために、Fieldwork Clubメンバーと共に学び、模索し、使いたくなる在り方を形にしていく事を最も重要な目的としている。文化、歴史、生態環境、社会構造の要素まで探求することで、現代のものづくりにおいて本当に必要な「機能性」や「持続可能性」について再考する場となる。

第1期目のケーススタディーは、和装作業着の生地、デザイン、機能性を、職人、農家、染織家など多様な視点から学びを深める。特に注目すべきは、最終目的:Fieldwork Clubメンバーが京都研究所と伝統職人と共同開発するオリジナルワークウェア。学びや交流を重ねて、実際日々纏いたいと思える衣類を形にして、使用する素材や技術の現代における実用的価値を証明する。

会員費・プランは後日公開。登録開始日は9月(常時入会可能)。

公式ウェブサイト