2025年08月05日 09:04

鶴屋吉信(つるやよしのぶ)は、ONEFILM主催により8月1日〜17日まで京都・祇園「西来院(せいらいいん)」にて期間限定開催中の「手紙茶寮「のこす。」」へ、和菓子「本蕨抹茶」を提供している。
手紙茶寮「のこす。」は、夏のお盆に重なるこの時期、訪れた人が日々の喧騒を離れ、涼やかな縁側で、届かなかった想いや、今は会えない人への言葉を手紙に綴るという、心に寄り添うことができる時間を提供する場所。祖先や大切な人との静かな対話を促す、新しい「手紙行(てがみぎょう)」として、現代人の心に静けさを届ける。
「手紙行」とは、仏教における「写経」や「念仏行」のように、書くことそのものを「行」と捉えた新しい祈りの形式。自分の想いや後悔、感謝を、誰かに宛てて綴る行為を通じて、心を整え、向き合い「言葉をのこす」ことで、自分自身と対話する現代の静かな修行体験となる。
会場となる西来院は、鎌倉時代に建仁寺の第十一世住職を務めた中国・宋の禅僧・蘭渓道隆が住んでいた寺院で、室町時代に開かれた禅宗の塔頭寺院。令和の大改修を迎え、今回初の夏季特別公開となる。少しでも「伝統文化をより身近にしたい」「良い文化や建築を守り続けたい」という住職の想いに多くの京都の老舗企業や若手文化人が共感し、今回の手紙茶寮「のこす。」が開催されることになった。
「峨眉乗雲(がびじょううん)」2000円(税込)。手紙一式、鶴屋吉信「本蕨抹茶」、祇園辻利「冷煎茶」、特別展示エリアでの体験含む。