2025年08月01日 16:29

成蹊大学では、米国・マサチューセッツ工科大学Women’s Technology Program(MIT-WTP)と共同で、日本の女子高校生1、2年生を対象とした理工系教育プログラムを開催する。

「Global Women’s Technology Program(WTP Global)は、MIT-WTPが20年以上にわたり米国で実施してきた先進的な女子高校生への動機付け教育手法に基づいたカリキュラムを更新および翻訳。今年1月からMIT-WTPと本学教員が協力して、本学の理工系教育に導入することでプログラムを構築してきた。理工系に進学する女性が依然少ないという社会課題の解決を目指す中、日米の大学が連携し、次世代の女性技術者を育てる先駆的な試みとなる。

最終プロジェクトでは、参加者が発泡スチロールを使ってミニチュアクレーンを設計・製作。クレーンが転倒したり変形したりすることなく、どれだけの重りを安定して保持できるかを競う。今回は、事前に選抜された高校1・2年生の女子生徒30人が参加し、毎晩20~40分程度の予習動画を視聴したうえで、翌日の授業では要点の解説やグループでの問題解決、理論と実社会をつなぐ体験など、アクティブラーニング形式で進められる。

また、期間中には、企業の研究開発部門などで活躍する女性技術者を招いた「ランチトーク」も実施。開催は8月18日~22日の5日間、場所は本学11号館。