2025年08月01日 09:58

バンザンが展開する「オンラインのメガスタ」は、経営再建に取り組むとともに教師不足に悩む和歌山南陵高校に対し、日本初となる「AI評価付きオンライン授業」を導入し、地方と都市の教育格差の是正を目指して、7月3日に提携調印式を実施した。

バンザンは、1995年に設立され、対面式の家庭教師サービスから事業をスタートした。スマートフォンが発売される以前の2007年からオンライン教育事業に着手し、先進的な教育サービスを展開してきた。現在、全国に約4万人の教師を抱え、オンラインでは指導実績国内最大級を誇る「オンラインのメガスタ」を運営している。これまでは主にBtoC領域で、教師と生徒を1対1でつなぎ、オンラインで授業を提供してきた。2025年よりBtoB事業にも本格参入し、教師不足が深刻化する学校や学習塾に対しても、オンラインによるサービス提供を開始している。

今回導入されるのは、「オンラインのメガスタ」が提供する、AI評価付きのオンライン授業。全国で約4万人の教師を抱える「オンラインのメガスタ」のトップ教師の生の授業が、和歌山南陵高校で受けられるようになる。対面授業より劣るイメージを持たれることの多いオンライン授業だが、映像授業でなく生授業を行うため、双方向型で、その時々の状況に応じた授業ができる点と、教師の説明力や生徒の反応をAIが分析・評価するため、授業の質を可視化・改善支援できる点が特徴だ。

和歌山南陵高校では、9月より一部教科でメガスタのオンライン授業の導入を開始し、生徒数が増加する来年度から本格的に展開していく予定。

オンラインのメガスタ