2025年07月30日 15:40

リーガルテックグループは、子会社会社のJAPAN MADE事務局を通じて、統合型AIライフサイクルマネジメントソリューション「HyperJ × AI孔明 on IDX」を提供開始した。
近年、長寿命部品をめぐる「ブラックボックス化」が深刻化。防衛機器やジェットエンジンの部品は10~30年単位で利用されるが、時を経て設計者が退職したり、図面が紙で散逸し、交換履歴が不明確になることが多い。また修理対応・原因調査・トレーサビリティ対応が部門間で属人化。それにより、国際取引での信頼毀損、整備コスト・不良対応の増加、 「保守できない技術資産」の増加といった構造的な課題を引き起こしている。
「HyperJ」では、部品1点ごとの履歴・真正性管理が可能。製造~検査~納入~保守~交換までの履歴を一貫記録し、各部品に付与されたタグ/QRコードで参照可能。MRO事業者やエンドユーザーとも履歴をセキュアに共有する。また「AI孔明 on IDX」は、点検・トラブル履歴のナレッジ支援を行う。
「HyperJ × AI孔明 on IDX」により、部品の一生を「見える化」し、航空機・ロケット・防衛装備などに搭載される長寿命部品の履歴管理・保守支援・MRO(整備・修理・オーバーホール)対応を支援。長寿命部品の履歴喪失・トレーサビリティ欠落を根本解決し、整備効率化・安全性強化・対応時間短縮に直結する。将来的には全製品の「デジタルツイン」化にも応用できるとしている。