2025年07月17日 12:56

H2Lは、7月17日、身体の感覚をデジタルデータとして販売、提供するオンラインマーケット「Maaart」の正式提供を開始する。
「Maaart」は、従来の動画配信である映像や音声に加えて、動きや力加減など複数の感覚情報を含んだ体験データをやりとりするための新しいデジタルマーケット。体験のシェアラーが体験データをアップロードすると、即時に査定が行われ、報酬がカウントされる。アップロードされた体験は順次ユーザーに提供され、体験そのものが流通する仕組みだ。
対象ジャンルは限定されていない。スポーツ、料理、観光、演奏、創作、教育、リハビリテーション、現場での技能伝承など、多様な体験が「Maaart」上で扱われている。料理中の包丁の力加減、楽器演奏時の指のタッチ、スポーツ中の動きと負荷の関係など、これまで共有が難しかった感覚情報を含んだ体験をシェアする。シェアされた体験は、映像を鑑賞する感覚で楽しんだり、自分の動きと比較してトレーニングに使ったり、教育や技能の継承に活用したり、アバターやロボットに感覚データを与えて動作に反映させるなど、幅広い活用が進んでいる。
「Maaart」は、ブラウザアクセスのウェブサイトと,PCやスマホの専用アプリから利用できおる。専用アプリを使用することで、PCやスマホから動画像に加えて動きや力加減などの体験データが収録される。H2Lが開発したBodySharingデバイス「FirstVR」や、その他の感覚デバイスを用いると、筋肉の動きや感覚情報を加えた体験も収録できる。








