2025年07月16日 12:50

366は、寺院向けの収納代行サービス「寺Pay」を正式にサービス開始した。
全日本仏教会が2021年に実施した調査によると、お寺の檀家の56%が墓地管理費や護持費をキャッシュレスで支払いたいと回答しており、キャッシュレス決済への需要が高まっている。寺院側でも、これまで寺院専門の収納代行サービスが存在しなかったため、現金による支払いが主流だった。そのため、住職・僧侶が事務作業に追われ、最も重要であるはずの宗教活動に集中して取り組めないという悩みを抱えていた。
本サービスは、寺院へ檀家・信徒が収める墓地管理費や護持費といった定期定額の支払いを自動化する、日本初の寺院特化型決済サービス。クレジットカードおよび銀行口座振替から自由に選べる。檀家・信徒の人々は、ライフスタイルに合った決済方法を選択でき、寺院は多様なニーズに一つのシステムで対応可能。それぞれの事情に寄り添った決済が実現する。支払方法の登録はスマホでQRコードを読み込み必要情報を入力するだけ。従来は檀家・信徒からの支払いの度に、過去の支払い台帳の確認や未払い分のチェックなど煩雑な事務作業が必要だったが、「寺Pay」の導入により、これらの業務が自動化され、管理画面から支払い状況をリアルタイムで確認できるようになる。煩雑な集金作業から解放され、住職が檀家・信徒一人ひとりと向き合う時間が生まれる。