2025年07月15日 12:47

マーストーケンソリューション(MTS)は、物流倉庫や工場内で使用されるフォークリフトの安全運転管理と稼働効率の向上を目的とした新製品「安全運転傾向管理システムフォークセーフモニター」を発売する。

フォークリフト事故は国内で年間約2000件にのぼり、その大半が急操作や注意不足に起因する。MTSはこれまでUHFフォークシステムや車載端末で物流DXを支援してきたが、「安全運転のデータ化」という未解決の課題に対応するためフォークセーフモニターを開発した。フォークセーフモニターにより、現場の安全管理を属人的な勘と経験に頼る段階から、客観的データに基づくPDCAサイクルを回す次の段階へと引き上げることが可能になる。

本システムはフォークリフトに取り付けた走行検知センサーとフォークリフト端末と管理用システムで構成される。センサーが取得した危険運転実績データと運転者認証データはリアルタイムにサーバーに送信され、管理者はパソコン上のダッシュボード画面で車両やドライバーごとの運転傾向や稼働状況を把握できる。主要機能は、リアルタイム安全監視、個別運転データの可視化、稼働効率の可視化、CSV出力、顔認証(近日搭載)。

価格はオープン価格(センサーボックス単体とアプリケーション)。

マーストーケンソリューション