2025年07月14日 09:49

コードブルーは、病院内の急変対応を想定した看護師に必要なシミュレーション研修として開発された「NCLS」を、新たに埼玉、茨城、神戸、熊本、山口、広島でも開催を決定した。

「NCLS」はACLSやICLSとは違う看護師の臨床に特化した、急変対応総合研修。「NCLS」では看護師の臨床に即したリアルなシミュレーションが体験できる。未だに院内BLS研修では「病院内のコンビニの前で人が倒れてます」といったような状況が散見される。「NCLS」では受講者の背景に応じてリアルな状況設定が付与される。例えば、救急外来の看護師であれば、救急車の受け入れ準備やトリアージの場面など、病棟看護師であれば、入院中の患者の容態変化からシミュレーションがスタート。「呼吸が苦しい」と患者が話している状況もあれば心電図モニターのアラームがなって訪室する場面など多彩なシチュエーションで臨床あるあるを体験できるのがウリ。更に「判断」の要素を多く含んでいるのも「NCLS」の魅力の一つ。緊急度の判断はもちろん、評価した結果、行動にも繋げてもらう。

「NCLS」はシミュレーションがメインとなる。シミュレーションするにはある程度知識も必要なので事前学習を設けている。公式テキストは、受講予定のない人にも急変対応に役立つ一冊を目指して作った。文字だけでなく動画のQRコードも多数掲載している。

8月から神戸、山口、広島、熊本、9月からは東京都立川市、埼玉県越谷市、茨城県つくば市で開催。

NCLS公式ページ