2025年07月10日 09:04

Xは、2024年10月1日にリリースしたAI動画生成サービス「WriteVideo」において、製薬業界・医療研究機関での導入が急増していることを受け、研究開発部門や臨床試験業務への新たな提案を開始した。

臨床試験や医薬品開発の現場では、情報伝達や人材教育の課題が数多く指摘されている。プロトコルや試験手順の認識違いによるヒューマンエラー。CRAやCRCなど多職種間の情報共有の手間。拠点・支店ごとでの教育内容のバラつき。外部パートナーや新任スタッフへの導入教育の非効率。こうした中で、誰でも同じ内容を簡単に学べる仕組みとして、「WriteVideo」の導入が広がっている。

「WriteVideo」は、テキストを入力するだけで、AIがナレーション付きの動画を自動生成するクラウド型ツール。WordやPowerPointといった既存資料をアップロードするだけで、数分で視聴可能な研修・説明動画を作成できる。動画はURLで共有できるため、時間・場所に縛られず、研究・開発業務の合間にも手軽に視聴可能だ。

2024年10月のサービスリリース以降、製薬企業、医療機関、大学の研究室、CROなどでの導入が拡大。リリースから3か月で契約率30%、前年比150%の成長を記録した(2月時点)。「情報の伝達ミス削減」「教育コストの削減」「社内DXの加速」といった成果が報告されている。