2025年07月09日 15:50

国内外のインターナショナルスクールや中高一貫校などが一堂に会する、日本最大級の国際教育フェア「国際教育フェア2025春」が5月、東京・大阪で開催された。延べ87の学校・団体が出展し、未就学児から高校生の子どもとその保護者、教育関係者、メディア関係者まで2400名以上が来場。国際カリキュラムや探究型教育、海外進学の最新情報に直接触れられる貴重な機会として、関心と高い評価を集めた。
例年はインターナショナルスクールの出展が中心だったが、今回は国内の進学校や中高一貫校をはじめとする「一条校」(文科省認可の小中高等学校)の参加が過去最多に。東京会場では、初めて一条校の出展数がインター校を上回った。これは、日本の進学校がグローバル教育にシフトしつつあることを示す象徴的な動きといえる。
プログラムでは、各校による個別相談ブースに加え、教育関係者によるトークショーや、子ども向けワークショップが実施された。STEAMやモンテッソーリ、プログラミングなど多彩なテーマのワークショップには多くの子どもたちが参加し、創造力や興味を引き出す場となった。さらに、海外進学やグローバル教育をテーマとしたトークショーも満席となる回が続き、立ち見が出るほどの盛況ぶり。
来場者アンケートでは、「非常に良かった」「良かった」と回答した人が東京で93.2%、大阪で90.3%(全体平均91.8%)にのぼった。また、95.3%の人が「次回も参加したい」と回答しており、来場者の高い満足度がうかがえる。