2025年07月08日 09:39

ダイアローグ・ジャパン・ソサエティは、5月30日、東日本旅客鉄道首都圏本部のサービス品質推進員69名を対象に、非言語コミュニケーション体験プログラム「ダイアログ・イン・サイレンス」研修を実施した。

本研修は、11月に開催されるデフリンピック東京大会を契機に、共生社会の実現に向けて、当事者との対話や交流を通じて多様性を学び、体験し、理解を深めることを目的に企画されたもの。「ダイアログ・イン・サイレンス」は、聴覚障害者の案内のもと、言葉を使わず、表情やジェスチャーなど多様な非言語手段によって対話を行う体験型プログラム。音声による情報が遮断された環境で、参加者は伝え合うことの本質と向き合う体験を得ることができる。本研修では、参加者が8グループに分かれ、ヘッドセットを装着して音のない世界を体験。表情やジェスチャー、簡単な手話を用いながらコミュニケーションを図ることで、「伝える」ことの本質を探求した。終了後のアンケートでは、98.6%という高い満足度を記録している。

ダイアローグ・ジャパン・ソサエティは、たがいを認め、助けあう社会を実現するためのフラッグシッププロジェクトを開催。1999年以降、「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」「ダイアログ・イン・サイレンス」「ダイアログ・ウィズ・タイム」のソーシャルエンターテイメントプログラムを開催し、これまで延べ約30万人が体験した。今後も、企業や自治体と連携し、相互理解を深めるための体験プログラムを通じて、誰もが安心して暮らせる共生社会づくりを支援していく。

ダイアローグ・ジャパン・ソサエティ