2025年06月17日 16:16

Vは、島根県江津市の伝統芸能「石見神楽(いわみかぐら)」をモチーフとしたメタバース空間を制作。5月28日よりメタバースプラットフォーム「VRChat」上にて一般公開したところ、公開から約1週間で累計来場者数1万人を突破した。

大丸松坂屋百貨店が制作幹事、Vが制作を手がけた、VRChat上の3Dワールド「島根県江津市石見神楽『大蛇』」には、公開初日から国内外のユーザーが来場。公開から約1週間で訪問者数1万人を突破。これは、江津市の人口(2万836人)の約半数に相当する人数となる。

ユーザーは、須佐之男命(すさのおのみこと)と八岐大蛇(やまたのおろち)の神話の名場面を、舞台上からも観客席からも体験可能。圧倒的な没入感と文化的リアリティが国内外のユーザーから評価されている。5月28日~6月1日に開催された「大阪・関西万博 地方創生SDGsフェス」でも、江津市ブースにて本プロジェクトの展示を実施。現地では、石見神楽の実物衣装とVR映像の両方を体験できる設計が好評を博した。

本プロジェクトは、大丸松坂屋百貨店が制作幹事を務め、Vが3Dワールドおよびアバター衣装を担当。江津市現地でのフルトラ撮影や、神楽団体「石見神楽波子社中」の協力を経て、伝統芸能を荘厳に再現した。「東京から最も遠いまち」と呼ばれている江津市が、物理的距離を超えて文化発信を行う試みとして、地方創生×伝統文化×メタバースのモデルケースとしても注目が集まっている。詳しくはこちら