2025年06月17日 16:10

アスピレテックは、介護施設向け音声対話型デジタルヒューマン新プロダクト「AI野々村真」を、大阪・関西万博の経済産業省パビリオンに出展する。
「AI野々村真」は、画面上に野々村さん本人そっくりのアバターが現れ、高齢者と音声と表情で自然に対話できるデジタルヒューマン。利用者が話しかけると、その内容に応じて野々村さんの声によく似た音声で回答し、親しみやすいリアクションを返す。ブラウザさえあれば動作するため専用機器は不要で、介護施設にあるタブレット端末やPCですぐに利用できる。
本プロジェクトは昨年度、複数企業の連合による実証事業としてスタートし、全国10カ所の高齢者介護施設で有効性を検証した。会話の内容によって利用者が懐かしい思い出を語り出す場面も見られ、実際に利用した人からは「毎日大好きな野々村真さんと話ができて楽しい」「AI野々村真と話すと笑顔が増えた」といった喜びの声が寄せられた。
こうした実証結果を踏まえ、野々村真さんおよび所属事務所であるスターダストプロモーションの全面協力のもと、日々進化する生成AI技術を取り入れながら更なる機能向上に向けて開発。その結果、アバターの動きはより滑らかに、会話の応答速度は利用者である高齢者に合わせたテンポへと進化した。
なお、大阪・関西万博の経済産業省パビリオンでは、進化を遂げた新生「AI野々村真」を来場者は実際に体験することができる。