2025年06月13日 12:39

Coo&RIKUは、ペットショップ業界で初となるAIを用いた検便支援サービス「Parascan(パラスキャン)」を開発した。

Coo&RIKUでは、「ジアルジア感染症ゼロミッション プログラム」を推進し、子犬・子猫の健康を守る取り組みを進めてきた。学術研究によると、ジアルジア発生率は繁殖場由来で45%、一般的なペットショップで29%とされる中、同社では独自の駆虫プログラムにより、発生率を6%まで低下させている。しかし、同社はこの数字に満足することなく、「ゼロ」を目指す新たな一歩として、本サービスの開発に至った。

「Parascan」は、専用の顕微鏡で撮影した糞便の静止画・動画情報をインターネット経由でアップロードすることにより、過去の学習データを用いてAIエンジンがアップロードされた動画ファイルを解析し、コクシジウム、ジアルジア(シスト・栄養型)、トリコモナスといった寄生虫を検出、結果を表示する検便支援システムだ。「Parascan」の導入効果には、「誰でも簡単に検便が可能に」(専門スタッフに頼らず、属人化のない安定した品質の便検査が可能)、「早期発見・早期対処」(寄生虫感染の兆候を迅速に検出し、健康被害のリスクを最小化)、「業務効率の向上」(多くの検体を短時間で処理できるため、熟練スタッフの作業負担を大幅に軽減)などがある。

スケジュールは、6月16日〜:社内5拠点にて実証実験・試験運用開始、7月1日〜:Parascan正式運用開始(予定)。

Coo&RIKU