2025年06月12日 20:29

カヤックとトランビは、地域とつながるプラットフォーム「スマウト」の事業において、6月12日付で業務提携を締結した。
本提携により、後継者を探す地域の中小企業・商店と、「地域で働きたい・暮らしたい」移住希望者とのマッチングを強化。地域で続いてきた企業や商店が、地域外の人に受け継がれ、その思いも大切に引き継がれていく「「エモい」事業承継」をコンセプトに、事業承継という地域との新たな関わり方を提案し、後継者不足による廃業の危機という地域課題の解決を目指す。
2025年には、国民の5人に1人が75歳以上となる「2025年問題」が本格化し、全国的に事業承継への影響が懸念されている。中でも厚生労働省の報告によれば、企業の約99%を中小企業が占める「地方」では、その深刻さが際立つ。
カヤックが運営する「スマウト」は、2018年のサービス開始以来、地域と関わりたい人と自治体・地域事業者をつなぐプラットフォームとして展開してきた。移住に加え、地域企業への就職、副業・複業、事業承継など「地域で働く」こと、さらには二地域居住・多拠点生活、農泊・地域ボランティアなど「地域で暮らす・体験する」ことなど、さまざまな「地域との関わり方」を支援している。
今回の提携により、両社の強みを掛け合わせた「地域×事業承継」のアプローチを通じて、事業承継を「地域と関わるきっかけのひとつ」として改めて位置づけ、移住と事業承継に関する情報提供やマッチングの幅をさらに広げていく。