2025年06月12日 15:46

MG-DXは、オンライン調剤サービス「薬急便(やっきゅうびん)」において、自社開発のAI-OCR技術を活用し、処方せんの有効期限を自動で判別する新機能の提供を開始した。本機能により、患者が「薬急便」を通じて事前送信した処方せん画像を解析し、有効期限を自動で判別することが可能となる。
調剤薬局においては、処方せんの有効期限を確認することが欠かせないが、これまでは薬剤師やスタッフが目視で確認する属人的な運用が一般的だった。そのため確認漏れが発生したり、確認するタイミングによっては患者がすでに店舗を離れている場合もあり、こうした行き違いがトラブルや業務負荷の要因となっていた。
このような背景から、同社はAI-OCR技術を独自に開発し、既存の「薬急便」プラットフォームにシームレスに統合した。新たに提供する本機能では、「薬急便」の処方せん事前送信にてアップロードした処方せん画像を自動で解析。有効期限が過ぎている場合には即座にアラートを表示することで、スタッフの確認作業の負担を軽減し、確認ミスのない正確な対応を可能にする。
さらに、有効期限切れの早期発見により、患者への連絡・再取得の依頼がスムーズに行えるため、待ち時間や再訪リスクの低減にもつながり、結果として患者対応の品質向上にも寄与する。