2025年06月11日 16:27

ヤンマーホールディングスは、持続可能な農業の実現に向けて未来の農地を守る包括的なプロジェクト「SAVE THE FARMS by YANMAR」を開始する。2030年度には全国で1000haでの展開を目指し、将来的にはグローバル展開も視野に取り組んでいく。
日本の農業では、高齢化や人手不足などにより荒廃農地が増加、特に農地面積の約40%を占める中山間地ではその傾向が顕著となっており、持続的な営農が課題となっている。また、温室効果ガスの排出量削減など環境に配慮した農業の確立が求められている。
一方で、農業に新たな収益を生み出すことが期待されている農地の上で発電を行う「営農型太陽光発電」においては、設備の初期費用負担や生育環境への不安が導入障壁になっているケースも。
今回、農業の課題にヤンマーの技術・ノウハウを最大限活用したソリューションを提供することで、耕作放棄地の増加を防ぎ、未来の農地を守るヤンマー独自のプロジェクト「SAVE THE FARMS by YANMAR」をスタート。まずは第一弾として、環境再生型農業と営農型太陽光発電を組み合わせたソリューションで、滋賀県栗東市、岡山県岡山市の農地で事業を開始した。
今後、里山の保全なども含めて、全国で「SAVE THE FARMS by YANMAR」に包括される取り組みを増やし、農業の発展と持続可能な社会の実現に貢献していく。詳しくはSAVE THE FARMS by YANMAR特設ページへ。