2025年06月11日 16:17

電動モビリティブランドENNEは、次世代eバイク開発の中核となる独自AIシステム「ENNE AI LAPLACE ZERO」を正式発表する。既にENNEのフラッグシップモデル「T600GR」の開発にも活用されており、今後発売される全てのENNE製品の開発プロセスにAI技術を全面的に導入していく方針。

「ENNE AI LAPLACE ZERO」は、ENNEの車両設計チームとAI研究チームが共同で開発した、eモビリティ専用の高性能AIプラットフォーム。人間工学設計支援により、ライダーの身長・体重・運転姿勢データを学習し、最適なジオメトリーとサドル・ペダル・ハンドル設計を自動算出。

また従来の人間中心の設計に加え、膨大な実走行データ・部品特性・空力解析・路面環境データなどをリアルタイムで学習・解析し、最適な車両設計を自動で提案することが可能。まさに「走る前に全てを学習し尽くした設計」を実現する。

さらに走行中の振動特性をAIが事前解析し、乗り心地・静粛性を高次元で両立。加えて開発段階でカーボンフットプリントを試算し、サプライチェーン段階から最適化を支援する。

ENNEでは、「ENNE AI LAPLACE ZERO」の技術をオープンイノベーションの形でも一部開放予定。サプライヤーやパートナー企業とも連携し、業界全体の開発スピードと品質向上に貢献していく。