2025年06月10日 09:52

issue+designは、中学生・高校生・高専生を対象に、全国3地域で実施する宿泊型探究プログラム「海のデザインスクール2025」の参加者募集を開始した。

本スクールは、海をめぐる問題を「複雑な社会システム」として捉え、参加者がその構造や関係性を読み解く力を養うことを目的とした実践型プログラム。従来の知識偏重型の学びとは異なり、「船釣り」「海辺の清掃」「魚を味わう食体験」など、身体を使ったアクティビティを通して、海と人間のつながりを五感で感じ、仲間と対話しながら思考を深めていく。また、地元漁師や食の専門家、海の研究者との対話も通じて、多様な視点から「海と暮らす知恵」を学ぶことができる貴重な機会だ。

海のデザインスクールは、「知る」だけでなく「感じる」こと、「正解」を学ぶのではなく「問い」を持ち帰ることを大切にしている。参加した若者たちが、この体験を通じて自分と海との関係性を見つめ直し、これからの暮らし方や進路選択、社会との関わり方について主体的に考える――そんな「人生のターニングポイント」となるような時間を提供する。

2024年度は、千葉県いすみ市で初開催し、多くの反響があった。今年度はその実績を踏まえ、対象エリアを長崎県五島列島小値賀島、岐阜県長良川上流域、千葉県南房総の3地域に拡大。より多様な海と人の関係性を体験しながら、地域と世界をつなぐ探究の旅を提供する。

参加費は無料(交通費は自己負担/宿泊・食費は主催負担)。応募締切は7月27日。結果通知は8月初旬。

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