2025年06月09日 12:54

行知学園は、学生服メーカー大手のトンボと連携し、留学生向けのオリジナル制服を共同開発、2月より販売を開始した。
行知学園は、「教育で世界をつなぐ」を企業理念に掲げ、留学生向け進学予備校や日本語学校の運営、出版や模擬試験事業、書店事業や就職支援、生活協同センター事業など、外国人を対象に教育から人生に寄り添うインフラ整備業務まで、多数の事業を展開している。
近年、留学生の大学進学において、日本語学校の果たす役割はますます重要性を増している。日本語学校に通う学生の多くは、母国を離れて新しい環境に適応しながら、語学力とともに日本の文化や習慣を学んでいる。特に大学入試では、筆記試験に加えて「面接」が合否を左右する重要な場面となる。その面接において、TPOをわきまえた服装が求められることも、留学生にとっては見過ごせない課題だ。留学生はスーツの選び方や着こなしに不慣れなことも多く、派手なネクタイやサイズの合わない服装によって、意図せず悪印象を与えてしまうケースも少なくない。このような課題を解決し、留学生が自信を持って面接に臨めるよう、学生服製造に長い歴史を持つトンボの協力を得て、留学生向けのオリジナル制服を開発した。
オリジナル制服は、生地選びから細部のデザインまでこだわり、快適性と実用性を兼ね備えたクラシックな設計で仕上げている。「性別にとらわれない」というデザイン理念に基づき、個性を尊重した選択肢を用意した。販売開始以降、多数の受注があり、「撮った写真を母国に送ったらとても喜ばれた」といった声が寄せられている。