2025年06月05日 16:26

あさがお福祉会は、5月25日、家でも学校でもない子どもの新しい居場所である、子ども第三の居場所「まちのThird Base」の開所式を開催した。なお、子ども第三の居場所「まちのThird Base」は、日本財団「子ども第三の居場所」事業において徳島県徳島市として2拠点となる。
「まちのThird Base」は食事・入浴・学習など、子どもたちの生活状況に合わせた支援を行い、生活習慣を整え、社会で生き抜く力を育む居場所を目指す。また、同拠点内の障がい福祉事業所や母子生活支援事業所と密に連携することで、点ではなく線での支援を実現していく。
なお、本拠点の運営団体であるあさがお福祉会は、2015年に高齢通所介護事業所「Tsuda-Machi-Kitchen」を開設。以降、地域ニーズに応える形で放課後等デイサービスや児童発達支援、共同生活援助と事業を拡大してきた。児童から高齢者まで、障がいの有無を関係なく集える場所を展開してきた経験とノウハウをいかし、子どもたちが自分らしく生きられる環境づくりに今後も取り組んでいく。
式典では理事長が、「これまであらゆる世代が集える場所を構築してきたが、日本財団様の支援により、さらに支援の幅を広げる事のできる、子ども第三の居場所を開設する事ができた。この事業をさらに深める事で、より地域福祉に貢献したい。」と挨拶。今後は、常勤職員3名、非常勤5名、ボランティア数名で運営し、平日10時~21時、祝日も開所する。