2025年06月04日 12:44

東京農業大学とリーガルパークは、参加型裁判演劇「極刑」農大公演を、8月30日に東京農業大学 世田谷キャンパスで共催する。
裁判員制度は、2009年5⽉21⽇に始まった。この制度は、司法に市⺠が参加するものとして、国⺠の中から選ばれる裁判員が重⼤な刑事裁判に参加する制度。改めて裁判員制度の意義を問うとともに、裁判員に選ばれたときの⼼構えを持ってもらおうと、この参加型裁判演劇を企画した。
参加型裁判演劇とは、観客の人々と一緒に判決を考えてもらう体験型演劇。裁判所から裁判員候補者として呼出されたという設定で、会場に来た時からすでに参加が始まっている。ルーレットのくじ引きで6名の裁判員が選出され、裁判官と並んだ席に座り、被告人や証人に直接質問。審理終結後、別室に移り評議して判決をくだしてもらう。選出されなかった観客の人も、会場内でインターネットを通して質問、評議、評決を投票。まさに裁判員裁判をリアルに体験してもらう。その日の参観者のなかから誰が選出されるかによって、毎回、裁判の進行と判決が変わる。
リーガルパーク代表理事で弁護士(元検察官)の今井秀智さんは、東京農業大学の客員教授。一昨年から都内、横浜、松本等で公演された大人気の参加型裁判演劇の農大公演が実現した。農大関係の生徒・学生、教職員向けの公演と、一般公演の2公演を行う。
チケット料金は、「一般チケット」一般:4000円(当日券:5000円)、学生:3000円(当日券:4000円)(すべて税込)。公演日は8月30日。