2025年06月04日 12:44

NABLASは、フェイク情報の検知および情報のファクトチェックを行うサービス「KeiganAI」をリリースした。
同社は、2021年よりディープフェイク技術やそれらが社会へもたらす影響について着目し、国内でも先行して技術の研究開発に取り組んできた。そして近年、生成AIによるフェイクコンテンツの高度化が進み、情報の信頼性という社会課題が顕在化してきている。このような社会課題に対応するため開発したのが「KeiganAI」だ。「KeiganAI」という名前は「本質を見抜く」という意味の「慧眼」に由来し、あらゆる情報の中から真実を見抜く慧眼を提供していくという想いを込めている。
「KeiganAI」は、業界でも数少ない、画像・動画・音声・テキストといった様々なデータ形式のフェイク情報の解析に対応。また、SNS上の疑わしいコンテンツをURLの入力から直接解析できるURL検出にも対応している。テキストにおいては、生成物か否かのフェイク検出に加え、情報の正誤を判定するファクトチェック機能も搭載している。また、ファクトチェックではAIエージェントを搭載し、①主張の抽出、②検証クエリの自動生成、③外部情報ソースへの送信、④証拠情報の取得、⑤真偽の判定という一連のチェックプロセスをAIエージェントが自律的に行っている。さらに、動画のフェイク検出においては、異なる検出手法をとる3つのモデルを組み合わせて、総合的に判定を出力するモデルアンサンブルの形式を採用することで、高精度な検出を可能にする。