2025年05月30日 12:14

泉大津青年会議所は、地域住民の防災意識向上と災害対応力強化を目的とした、1泊2日の「リアル避難所体験」を、7月5日~6日に住友ゴム工業 泉大津工場にて開催する。

「リアル避難所体験」は、泉大津市と臨時避難所体育館を実際の避難所に見立て、完全停電と断水を想定した状態で1泊2日の体験を行うという、地域初の体験プログラム。参加者は、停電と断水の状況で、避難所設営訓練、防災食体験、防災講話などを通して、災害発生時の困難や課題を具体的に学ぶ。避難所設営訓練では、間仕切りテントの設営、受付やトイレの設置などを参加者自身が行う。これにより、避難所での生活空間の確保や、プライバシー保護の重要性を体感できる。防災食体験では、アルファ化米などの防災食を実際に調理し、試食する。普段とは異なる食事環境を体験することで、非常時における食料確保の課題や、防災食の重要性を認識できる。

本企画では、市民の人々に防災用品・避難所用品を持参してもらうことを想定しているが、持参すべきものを事前に告知するかどうかについて、団体内で議論を重ねた。議論の結果、リスクはあるものの、あえて持参品リストを提示しないという結論に至った。これは、災害時に何が必要になるかを参加者自身が考え、準備する力を養うことを重視したためだ。

日時は7月5日16時~6日9時。申込期日は6月16日締め切り。会場は、住友ゴム工業 泉大津工場(大阪府泉大津市河原町9-1)。

泉大津青年会議所