2025年05月28日 16:24

「すしの都 北九州」を掲げる北九州市と、「寿司といえば、富山」のブランディングを推進している富山県。その両首長による、「すし」をテーマとした連携を推進するための対談、その名も、「すし会談」の実施が決定した。両首長のSNSでのやり取りがきっかけのこの会談。ついに両名の直接の対面が実現する。
北九州市は響灘・関門海峡・豊前海の3つの特色の異なる海に囲まれ、新鮮で海の幸に恵まれた食材の宝庫。また、大消費地北九州市を背後に持ち、国内屈指の物流の要衝として、各地の豊富な鮮魚が入手しやすい立地でもある。さらに、総務省の家計調査(品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング)によると、「刺身盛合せ」消費量・額ともに全国1位、「その他鮮魚」の消費額1位。鮮魚が大好きな舌の肥えた市民とその高い要求に応える職人技の好循環によって、北九州の美味しいすしは生み出されている。
一方で、富山県には富山湾がある。能登半島と佐渡島に囲まれた富山湾には、立山連峰から栄養分豊富な水や湧水が流れ込み、水深1000mを超える深海に、多くの種類の魚が生息し、「天然のいけす」と言われている。
今回の「すし会談」は、それぞれの地域の特長を、西(北九州市)と東(富山県)から力強く情報発信することで、共に観光大都市を目指していくためのきっかけとなると期待されている。「すし会談」は6月12日13時30分より、富山県庁で実施される予定。