2025年05月20日 18:28

種子島でIT事業を展開するVillage AIは、NTT西日本と協力し、5月29日より大阪万博と連動したバーチャル授業を種子島中央高等学校にて実施する。
日本全国で進行する過疎化・高齢化の波は、公共サービスだけでなく教育機会の格差という形で地方に深刻な影響を及ぼしている。種子島中央高等学校はこうした地域課題に対応するため、令和5年(2023年)に文部科学省の「新時代に対応した高等学校改革推進事業」の研究指定校に採択され、新学科「ミライデザイン科」を設立。デジタル技術とデザイン思考を学び、社会を変革できる人材を育成することを目的としたカリキュラムを通じて、地域の持続可能な発展に貢献できるデジタル人材の育成を目指している。
本取り組みは、2025年大阪・関西万博の開催を機に、最新技術を活用した探究型の新しい授業モデル学習。バーチャル万博プラットフォーム「バーチャル大阪万博」に種子島中央高等学校の生徒たちがアクセス。仮想空間内で万博の理念や出展コンテンツに触れながら、社会課題や未来技術についての理解を深める。
Village AIはこれまでも、離島の教育課題に対し、生成AIやAR技術を活用した体験型プログラムを提供してきた。今後もNTT西日本をはじめとする企業や地域教育機関との連携を通じて、離島における未来志向の教育環境づくりを推進していく。