2025年05月20日 12:55

Synspectiveは、物体検知・分類分析ソリューション(英語名:Object Detection and Classification Solution、ODC Solution)をローンチした。
本ソリューションは、同社のSAR(合成開口レーダー)衛星のデータと解析アルゴリズムを活用し、天候や時間を問わず、船舶や航空機等の検知と分類を可能にする。海上や地上を広域かつ継続的にモニタリングするには、様々な課題が存在する。光学衛星は、天候や時間帯により撮像が制約されてしまい、ドローン等の地上ベースのシステムは、モニタリング範囲が限られ、コストが高くなる傾向がある。これらの課題を解決するため、天候や時間に関係なく、安全性と継続性を確保したモニタリングサービス「ODC Solution」の提供を開始した。
「ODC Solution」は、SARデータと解析アルゴリズムを活用し、船舶や航空機の位置や種類に関する迅速かつ正確な情報を提供可能。特に、海洋域のモニタリング、空港モニタリング、安全保障、グローバルなサプライチェーンの監視において、活用が期待されている。また、同社の技術パートナーであるSATIM社の実績のあるアルゴリズムを「ODC Solution」へ統合したことにより、ターゲットオブジェクトの高い検知と分類を実現することができた。引き続き、衛星コンステレーションの構築を進め、様々な分野で効率性と安全性を推進する信頼性の高いソリューションの開発・提供を推進していく。