2025年05月16日 09:08

新潮社は、4月17日に発売された、歌人・俵万智さんのはじめての言葉をめぐる論考作品「生きる言葉」が、発売後1カ月を前に、4刷目の重版を決定した。

「生きる言葉」は、歌集、評伝、エッセイなど多くの著作のある俵さんの、自身初めてとなる熱のこもった言葉をめぐる論考作品。発売後、フジテレビ「ノンストップ!」、TBSラジオ「武田砂鉄のプレ金ナイト」に出演し、SNSでも話題に。発売後1カ月を前に、今回4刷目の重版が決定した。

スマホとネットが日常の一部となり、顔の見えない人ともコミュニケーションできる現代社会は、便利な反面、じつにやっかいだ。「言葉の力が生きる力」とも言える時代に、日本語の足腰をどう鍛えるか、大切なことは何なのか……恋愛、子育て、ドラマ、歌会、SNS、AIなど、様々なシーンでの言葉のあり方を、歌人ならではの視点と自身の体験から徹底考察する。言葉を愛してやまないプロフェッショナルが考える「コミュ力」の真価とは。

本書では、現代を代表する歌人ならではの「言葉」をめぐる考察が、実体験とともに続々展開される。塩梅が難しい恋愛や日常の言葉、子育てを通して知った言葉の愉しさ・奥深さ、ネットやSNS上で出合う予想外の反応、演劇の舞台やドラマの中のセリフの妙、歌会ならではの体験と効用、和歌がコミュニケーションの中心だった「源氏物語」の時代から「万智さんAI」の現在地まで、日本語の足腰を鍛え、思いを相手に届けるために大切なことは何か、言葉のとびかう様々な現場で考え抜いた。

定価は1034円(税込)。発売日は4月17日。

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