2025年05月14日 20:08

埼玉県八潮市で活動する地域団体「WAKUWAKU840(わくわくやしお)」は、9月13日に開催予定の「八潮花火フェスティバル2025」に向けて、5月15日よりクラウドファンディングを開始する。本イベントでは、開催費用の一部をクラウドファンディングで募ると同時に、企業・団体向けに広告協賛の募集もスタート。クラウドファンディング内でも広告協賛の募集を行う。
寄せられた協賛・支援金は、花火大会の運営費を中心に、事故現場周辺に住む人への無料観覧席の提供など、地域住民に寄り添う形で活用する。なお、大会終了後、必要経費を差し引いたうえで発生した余剰金は、地域の災害対策や支援活動など、未来のまちづくりに役立てるための支援金として寄付する予定。
今年1月、八潮市で発生した大規模な道路陥没事故により、多くの住民が不安と悲しみの中に置かれた。なかでも、命が失われるという痛ましい出来事は、地域全体に深い衝撃と悲しみを与えた。同団体では、このような状況で、本当に花火を打ち上げてよいのかと悩んだという。それでも最後に残ったのは、「だからこそ、八潮の皆さんが前を向くきっかけになれば」という想いだった。
2023年に復活を果たし、昨年も多くの笑顔と感動を生み、八潮市に活気をもたらした「八潮花火フェスティバル」。今年は、これまでの開催への想いを大切にしながら、「地域復興」という新たな願いを込め、八潮の夜空に花火を打ち上げる。クラウドファンディングページはこちら(5月15日開始)。