2025年05月08日 19:00

AIメディカルサービス(AIM)は、5月8日から、内視鏡画像診断支援システム「gastroAI(TM)model-G2」の販売を開始した。

本製品は、内視鏡検査機器から受信した胃内視鏡画像を解析し、画像上早期胃がんおよび腺腫を疑う領域を検出。汎用モニターに投影した胃内視鏡画像に矩形として表示し、それとともに音によって観察者に通知する。これにより、観察者に注意を喚起し、観察者が画像を解釈し病変検出することを支援する。性能評価試験を行い、熟練医が本品を使用せず読影した場合と、本品を使用して読影した場合の感度および特異度を比較した結果、熟練医に対しても感度が向上した。

日本における胃がん罹患者数は、毎年10万人以上で、大腸がん・肺がんに続いて第3位、死亡者数は毎年およそ4万人で、肺がん・大腸がんに続いて第4位となっている。胃がんは早期に発見すれば十分に治療可能な疾患である一方、ステージが進行するにつれて生存率が大きく下がることが特徴。5年相対生存率はステージIで発見された場合は95%以上、ステージIII以降で発見された場合は50%以下となっている。その為、胃がんは早期に発見することが非常に重要だが、早期の胃がんは判別が難しく、4.5~25.8%程度が見逃されているとも言われている。

AIメディカルサービスは、ミッションに掲げる「世界の患者を救う~内視鏡AIでがん見逃しゼロへ~」の実現に向けて今後も邁進していく。