2025年05月02日 13:00

ヤマシタは、4月4日付で、韓国国内で介護用品販売・製造を行うSAM JUNG HUMAN SERVER(ヒューマンサーバー)の子会社「山下三井」の株式を取得し、4月より韓国の介護用品レンタル事業者向けに介護用品の卸販売事業を開始する。
ヤマシタは、介護保険制度施行前の1986年より、在宅介護向けの介護用品レンタルサービスの普及を進めることで日本国内における社会課題の解決に取り組んできた。2020年には中国上海市で日中合弁会社を設立。中国での介護用品レンタル事業や介護リフォーム事業を拡大している。
韓国では急速な高齢化が進行しており、2045年には日本を抜いてアジアで最も高齢者人口比率が高くなると予測されている。また、この急速な高齢化に伴い、2010年から2023年の福祉用具貸与数は年々増加しており、介護用品レンタルの需要は高まり続けている。また、ヤマシタとヒューマンサーバーが韓国の介護用品レンタル事業者へヒアリングを行った結果、介護用品の品質に課題を感じており、ユーザーからも機能面やクオリティが求められていることが明らかになった。
こうしたニーズに応えるため、日本で実績のある介護用品レンタルのヤマシタが、韓国における介護用品レンタル事業者向けに日本を含む海外製のレンタルに適した商品の卸販売事業を展開する運びとなった。今後、「山下三井」は、ヒューマンサーバーの介護用品販売における販売ルートを活用しながら、現地レンタル事業者向けに、海外製の優れた介護用品を卸販売し、韓国国内での普及を進めていく。