2025年04月30日 12:16

クラフトシップスは、アニメアンソロジーシリーズ「スター・ウォーズ:ビジョンズ」に登場するアイテムを、越前漆器の職人とともに日本の伝統技術を駆使して再現製作。映像作品の世界観を忠実に表現するため、緻密な手仕事を通じて一点もののクラフト作品として完成させた。

「スター・ウォーズ:ビジョンズ」は、日本のアニメクリエイターたちが「スター・ウォーズ」を独自の視点で解釈し、新たな物語として描き出したアニメーション・アンソロジー。その中でも日本発のストーリー「のらうさロップと緋桜お蝶」では、侍の精神や和の美意識、口承文化に根ざした伝承の要素など、日本文化が色濃く反映されている。

今回、クラフトシップスは同作の映像作品に登場する「代々伝わる家宝の剣を納める箱」の再現製作を行い、越前漆器の職人とともに一点もののクラフト作品を完成させた。本製作には、越前漆器を代表する木地師、下地師、上塗師、加飾職人、沈金師の5名の職人が参画。映像作品の一瞬の描写から素材や質感を想像。木材を見極めた精緻な成形を行う木地作り、木地の表面を滑らかにする手研ぎと均一性の高い吹付け塗装、本漆を用いた繊細な手塗りなど、手仕事で実在の存在感を追求した。

今回の取り組みは、まさにクラフトシップスが掲げる「技を紡ぎ、世界とつなぐ」というコンセプトを体現するもの。本作品は、4月18日より開催された「スター・ウォーズ セレブレーション ジャパン 2025」にて、特別展示された。