2025年04月04日 16:22

ヤマハとコネル(Konel)を中心としたチームによる、自然現象が生み出す「音」によって創造性を高める取り組み 「sound biotope」。その取り組みの第一弾を、4月9日から東京都港区虎ノ門ヒルズにオープンする、新業態の書店「magmabooks」内の「magma lounge」にて公開する。
情報の多い現代社会に生きる私たちは日々、膨大な量の視覚情報に触れている。そのような環境の中で、私たちの感覚の器官のひとつである聴覚にフォーカス。膨大な量の情報から切り離される時間をつくることで、人々の創造性を高める探求を行っていきたいと考えた。
Konelは、自然現象の音によって創造性を引き出すというコンセプトやシステムの設計を手がけ、ヤマハの音・空間音響といったさまざまな研究を通して培った専門的な知見・技術を応用、共に新たな音体験を創り上げた。日本庭園の技法である水琴窟の原理に着想を得た機構により、滴り落ちる水音の響きが空間全体を満たす。音の不規則なゆらぎに身体が包み込まれるような体験の提供により、思考が解き放たれ、内なる創造性を引き出す感覚に誘う。
ヤマハとKonelは、多様なクリエイターと共に自然現象の生み出す音体験にフォーカスした開発を行い、様々な空間にインストールすることで、人間のもつ聴覚をひらく体験の提供を目指す。この取り組みを皮切りに、視覚情報の溢れる日常から聴覚にフォーカスし、人の持つ創造性を高める空間を提供していく。