2025年03月25日 20:09

くふう生活者総合研究所(くふう総研)は生活者6163名を対象に「家計の見直し・節約」についての調査を実施した。
まず、さまざまなものが値上げ傾向にある中、値上げが特に気になるカテゴリーとして「食料品・飲料」(93.2%)が圧倒的に多い結果となった。続いて「水道光熱費」(62.0%)と「ガソリン・車両費・交通費」(59.3%)が約6割、「外食」(31.5%)、「日用品・雑貨」(28.5%)が約3割と上位に挙がった。
値上げ対策として実践している買い物の工夫では、「特売品を活用」(62.8%)が最も多く、「ポイント還元やクーポンを活用」(48.4%)が続く。同時に回答者からは、「特売品ですら割高に感じる」というコメントが多く見られた。
「食料品・飲料」カテゴリーの中で値上げが特に気になるものは、「米」(80.4%)と「野菜」(79.4%)が僅差で並んだ。2025年の年明け以降に全国で拡大している鳥インフルエンザの影響で価格高騰が続いている「卵」(55.0%)も3位に入っている。その他、値上げによって衝撃を受けたさまざまなエピソードが集まったが、特にチョコレートなどの菓子、コーヒーの値上げに対する声が目立った。
米の価格高騰が続くことに対しては、「少しでも安い店を探して購入している」(31.4%)が最も多い対応。しかし、「特に対応はしていない」(17.7%)、「価格が高くても購入している」(15.3%)などの「どうしようもない」と受け入れざるを得ない状況であることもうかがえる。