2025年03月25日 15:45

日本AED財団は日本光電工業、セコム、ドーン、飯田電子設計の4つの関連企業とともにひとつのチーム(AEDチーム)となり、「EXPO2025大阪・関西万博」にAEDの設置と講習・緊急時の運搬支援システムを協賛する。
突然の心停止からの救命にはAEDによる迅速な電気ショックが不可欠となる。多くの市民がAEDという言葉を知り、街中に多くのAEDを見かけるようになった。しかしいまだに、倒れるところを目撃した心停止の人に対してAEDを使って電気ショックがなされた割合は、わずか5%に過ぎない。AEDが現場にあれば、AEDが電気ショックの必要性を判断し、救命処置をサポートしてくれる。
2005年名古屋で開催された愛知万博では、当時はまだAEDがあまり知られていなかったにも関わらず、当時の医療者の提言により、会場に多数設置されていたAEDによって4名の命が救われた。そのことがAED普及の大きな推進力となった。
日本で開催される今回の博覧会において、AEDチームはAED本体(屋外設置・携行型モバイルAED)やAED運搬支援システムを会場来場者やスタッフの救命が行えるよう配置。スタッフへの講習及び緊急時の各システムを協賛する。AEDの設置と講習・運搬支援システムの提供により、多くの人が安心して会場に来場できる万博にしていきたいと考える。