2025年03月07日 16:21

災害時のトイレ問題を解決するプロジェクト「みんな元気になるトイレ」に参加するため、平生町がクラウドファンディングを開始する。

同町では、能登半島地震にて、被災地の一日も早い復旧・復興を願い、救援物資や義援金の提供のほか、応援職員を派遣するなどの支援を行ってきた。しかし被災地ではトイレ問題が深刻化し、発災後、水や食料より早く必要になるのはトイレだと再認識したという。

そのため、被災者にとって安心できる快適なトイレ環境を確保するため、プライバシーが確保された清潔で安心して使用できるモビリティトイレの導入を決定した。「みんな元気になるトイレ」は機動性、快適性、各種防災機能を備えたモビリティトイレ。災害時の利用を想定して企画・設計されており、どこにでも移動ができ、給水タンク・汚水タンクを備えているため、到着後すぐに使用することが可能。

洋式の水洗トイレを備えた個室は5室で、最後部は電動車いすリフター、オストメイト対応設備、おむつ交換台、ベビーキープを備えた多機能トイレ室となっている。また、停電地域への派遣を想定しているため、天井に設置されているソーラーパネルの太陽光充電機能により、必要な電気を自車で賄い、モビリティトイレ周辺と室内を明るく照らし、被災地の夜に安全・安心を届ける。

導入後は災害派遣トイレネットワークに参加し、全国の加入自治体がお互いに助け合う仕組みに加わる。詳しくはこちら