2025年02月19日 15:59

「熱中小学校」を運営している熱中学園は、東洋ライスの協力を得て、新潟県立海洋高等学校相撲部の所属生徒が食べるコメを栄養価の高い金芽米を使うことによる実証実験を行う。この実験は、4月から1トンの米を約3カ月にわたり消費することで、健康面、環境面への効果を検証するもの。

大関・大の里の出身校として知られる海洋高校の相撲部では、総合監督 田海(とうみ)哲也監督夫妻運営の旅館での合宿型の運営を行っており、生徒達の安定的で十分な食事の提供に苦心してきた。特に主食のコメについては消費量が約350kg/月に及ぶため、生徒の体づくりに必要な栄養価及び量と費用のバランスを最適化する必要がある。

今回、サステナブルな食事の核となるコメを見直し、東洋ライスの提供する金芽米(きんめまい)の効果を検証する。金芽米は、東洋ライス独自の精米技術で、胚芽の舌触りの良くない部分を除いた胚芽の基底部「金芽」と、米の栄養と旨み成分が含まれる「亜糊粉層」を残した、美味と評判の無洗米。胚芽の基底部が、「金の芽」のように見えることから、金芽米という名前がつけられた。

今回の実証実験では、アンケート調査による栄養価の高いコメの活用後の生徒の体調変化、10%減でも十分な量でかつ美味しいために食べ残し量の減少、無洗米の利用により、洗浄の水と廃棄のとぎ汁をなくした環境への配慮効果を検証する。