2025年02月18日 12:45

MOKKOUは、同社の取り組む「UPCYC PRDCT」製品の新作として、捨てられていた材料を活用した「アップサイクルフローリング」を発表した。
MOKKOUは、2022年10月生まれ、11月創業の木工クラフトメーカー。マスタークラフトマン佐藤誠さんと、アートディレクター/グラフィックデザイナーのゲンママコトさんの二人代表。現在は特注と言われる受託製造を中心に、手のひらに乗るような小さな木製品を生産。「MOKKOUを世界の共通語に」を合言葉に、旭川・日本のものづくりを下支えし、世界に発信していく企業を目指す。
世の中には使われることなく廃棄され、燃やされてしまう木材が多数存在する。そういった未利用材を用いた「アップサイクルフローリング」を開発した。割れや欠け、虫食いの穴やカビなど破棄される原因は様々だが、これらを素材の個性と捉え、価値を高めることを主眼に置いている。
金継ぎによって蘇った陶器は価値が上がると言われている。穴や割れを目立たなく補修するのでなく、あえて色を入れることで、補修の後をデザインのアクセントにできないかと考えた。金だけでなく、蓄光材を入れて暗くなると光るようにしたり、様々な色をつけることも可能。いつのまにか、割れや欠けのある材料が魅力的に見えてくる。アップサイクルは同社の価値観をアップデートする取り組みでもある。