2025年02月18日 09:06

JR西日本は、竹中工務店、シモダフランジ、大同特殊鋼、日本ニューロン、SHARE WOODS.、フランウッド等との共創により、3Dプリント技術を活用し、地球環境に配慮したベンチおよびプランターを設置する。

西日本旅客鉄道は、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の来場者輸送の乗り換え駅において、安全性向上のための駅改良工事を進めている。

大阪・関西万博および鉄道をモチーフとしたデザイン(3DPで自由な形状の造形を実現)。モルタル系素材を使用した3DPベンチ「スエル」、プランター「ウエル」は、構造的物性値および積層界面の一体性が高い素材を用いることで、一般的なモルタル材料と比較して使用数量を2割程度削減する。「ベンチ」は、セメントに顔料を加えて着色し、大阪・関西万博イメージカラーを表現した。弁天町駅周辺は、川で栄えた歴史があること(江戸時代までは淀川河口に形成された砂州)から、形状については、川の「うねり」を表現。「プランター」は大阪・関西万博公式キャラクターのミャクミャクをイメージした形となっている。

金属系素材を使用した3DPベンチ「ルーレベンチ」は、脚部フレームの一部に、JR西日本の廃レールを溶解し、溶接ワイヤとして再生。座面の木材には近郊の間伐材を活用している。鉄道線路(レール+枕木)をモチーフとしたデザイン、サイズを採用(フレーム:レール断面寸法、フレーム間隔:軌道の軌間寸法)となる。