2025年02月17日 19:21

山中温泉観光協会(所在地:石川県加賀市)は、3月20日~23日、「新・山中温泉文化絵巻-小さな、はじまりの芸術祭-」を開催する。
山中温泉は開湯1300年を誇る歴史と文化に満ちた温泉地。その長い歴史において、行基、長谷部信連、蓮如、芭蕉といった偉人も関わり、今日まで繋いできた。しかし、かつては年間80万人を集めていた訪問者数が現在は25万人ほどに減少。数百人いたとされる山中芸妓も、今や5人を切る。このような激動の時代において、温泉地に内在するポテンシャルを再び引き出すべく、本イベントを企画した。
主なプログラムは、「山中温泉芸術散歩」として、山中温泉の結節点となるポイントに、金沢美術工芸大学の芝山昌也さんが率いる美術家チームによる現代美術作品を展示。また、舞踏家/民俗学者の森繁哉さんを迎え、山中座芸妓衆とともに⼆つの舞踊劇を披露する。
さらに、ドキュメンタリー「YAMANAKA」、サスペンスドラマなどアートと温泉文化に着目した映像などを上映。また温泉文化のユネスコ無形文化遺産への登録を目指し、山中温泉からもその機運を高めるため、温泉文化に精通する有識者やメディア関係者を招いたフォーラムを開催する。
山中座周辺および北國銀行跡地では、地元住民によるワークショップやマルシェも。くわえて、普段⾮公開となっている古民家オークションハウスにて、ミシュラン⼆つ星で腕を磨いた「てんぷら的場」の的場大将をゲストに迎えた山中温泉のシェフたちとの1日限りの食事会を開催。詳しくはこちら。