2025年02月13日 09:55

日本郵政および日本郵便は、引っ越しを予定している人が郵便物などの転送をWebで申し込める「e転居」のリニューアルを2月10日に実施した。
日本郵便は、転居届(郵便物などの転送のための届け出)をWebで申し込める無料サービス「e転居」を、2008年から提供している。多くの顧客から好評で、毎年3月の引っ越しシーズンには利用者数がピークを迎える。
日本郵便が実施したWeb調査によると、引っ越し経験者の6割超が転居届の申し込みを「必ず実施している」と回答した。一方で、転居届の申し込みを「面倒だと思う」と回答した引っ越し経験者は約4割に上る。面倒だと思う理由は、「郵便局へ行くこと」「手書きの書類を書くこと」「郵便局の営業時間中に来店(来局)できない」などが上位であり、これにより、顧客の生活に合わせ、時間と場所を選ばず、簡単で分かりやすい手続きが求められる傾向が明らかになった。また、これまで「e転居」を利用した人からは、「申し込み手順が分からず途中で諦めてしまった」「マイナンバーカードの読み取り方法が難しい」などの声が寄せられることもあった。
今回のリニューアルでは、「e転居」をスマートフォンで操作しやすいデザインに一新し、申し込み手順の確認や本人確認におけるマイナンバーカードの読み取りがより簡単になった。また、2024年12月に400万ダウンロードを突破した「郵便局アプリ」からも「e転居」を利用できるようになった。